あなたはどの陪審員(裁判員)タイプ?

12人の怒れる男
六タイプに分類されるDNA気質

六タイプに分類されるDNA気質

新たな DNA 研究の成果に注目し、さらに私自身の臨床研究の蓄積や考察を重ねた結果、クレッチマーが報告した「循環気質」「粘着気質」「自閉気質」という三つの人格気質(性格気質)、さらに下田光造が提起した「執着」やクロニンジャーによる「新奇性追求気質」「不安(損害回避)気質」を加えた六つの気質で人の行動や人間関係の基本のあり方を考えるようになりました。
もう少し詳しくいうとクレッチマーが提唱した三つの基本的な気質はその人の性格の中核となる人格気質として捉え、それらの気質の度合いの強さをものがたる気質として「執着」「新奇気質」「不安気質」という三つのストレス気質を規定しているのです。つまり、その人の心のありようの柱となる人格気質は大きく三種類に分かれ、それとは別に三つのタイプのストレス気質があるわけです。
もちろんアカデミズムの世界では、他に様々な気質分類が考えられ、もっと様々な気質があるとする説もあります。しかし、私はこの六種類の組み合わせで、ほぼすべての人たちの気質を説明できると考えています。
「ありのままの自分」を知るためには、こうした自らの気質を理解することが大前提になります。

出典 宗像恒次著「自分の DNA 気質を知れば人生が科学的に変わる」(講談社 2007 年 8 月)

循環気質
気分屋で、話が好き。認められたい願望が強く、情報操作に長けているが、ストレスを感じると投げ出すことがある。本質的には寂しがり屋なので、情緒を安定させるために気の合う友人との会話が不可欠。自分だけ生き残ろうとする生物的戦略がある。

粘着気質
単純で不器用なタイプ。世話焼きで愛情深く、集中力や落ち着きがある反面、融通が利かない面もある。義理堅く、上下関係を重んじ、筋が通らない話には反発する。種の群れを守ることで生き残ろうとする生物的戦略がある。

自閉気質
利害にとらわれず本音で人と関わろうとする。他者を重んじ、その影響を受けやすい。対人距離がキープできないと、情緒が不安定になる。他方、一人の自己世界にこもろうとする。強者に守られて生き残ろうとする生物的戦略がある。

執着気質

真面目で強い熱中性、徹底性、責任感、義務感がある。完全主義者で、自分も人にもそれを求めることで、自分や他人を苦しめることがあるので、強い孤独感、無気力感を持つ。常に求める気質なので、結果的に満足感がない。

不安気質

孤独で、恐怖感の中にいる。悲観的で神経質、敵対感情が強い。思い込みの強さから、抑うつ状態や被害妄想になり、ストレスからパニックを起こすことがある。周りの反応に対し、ネガティブな思いを抱き、恐怖感からマイナス感情を感じやすい。

新奇気質

探究的、衝動的、逸脱的、攻撃的、短気。センセーショナル、新奇的なことに目を輝かせる。思いついたらいてもたってもいられなくなり、すぐに行動を起こす。後先を考えずに無謀な行動をとってしまうため、失敗することも多い。


宗像恒次教授のプロフィール
むなかた  つねつぐ
宗  像  恒  次
1948年、大阪府豊中市に生まれる。保健学博士(東京大学大学院医学系研究科)。厚生省国立精神神経センター精神保健研究所研究室長、UCLA神経精神医学研究所客員研究員、ハーバード大学医学部社会医学科客員研究員、世界保健機関(WHO)薬物依存部顧問を歴任し、筑波大学大学院教授人間総合科学研究科、セラピーを受ける患者やクライアントが心身の問題を自らの成長のエネルギーへ変えていくことができる「SAT療法」と呼ばれる独自の開発技法によるイメージ療法を確立する。またそれにもとづいて心と免疫と遺伝子発現の関連を世界に先がけ研究している。

1973年 東京大学大学院修了保健学博士(東京大学大学院医学系研究科)、社会学修士(東京大学大学院社会学研究科)
  〈現在〉筑波大学大学院教授 人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻ヘルスカウンセリング学
筑波大学大学院教授 体育研究科スポーツ健康システムマネジメント専攻 ストレスマネジメント
特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会会長
日本精神保健社会学会長日本保健医療行動科学会会長
日本心身医学会会員千葉県スクールアドバイザー
千葉県スクールカウンセラー・スーパーバイザー

著書多数

リンク先
筑波大学 総合研究棟D 511 宗像研究室
http://www.hcs.tsukuba.ac.jp/~munakata/

ヘルスカウンセリング学会事務局
http://www.asahi-net.or.jp/~yt5t-mnkt/ahc00.html